こんにちは、Tです。
だんだんと暖かくなり、すっかり春めいてきましたね 
4月になり、私は入社して3年目を迎えました…はやいです…
1年目が終わるときも速く感じましたが、2年目はあっという間に終わってしまいました。
これから年々時の流れが速くなるのかと思うと少し恐怖を感じますが、
毎年新たな仲間が増えることは喜ばしいことです。

今年も、大和製衡にたくさんの新入社員が入社してくれました!

入社式

みんなフレッシュです…目がキラキラしてます…
私も2年前はこんな姿だったのかなぁと懐かしく感じます。

4月は入社式や入学式など始まりの季節ですね。 
テレビ番組もこの時期に改編するので、何を見ようかわくわくしている人も多いのではないでしょうか。NHKの新朝ドラもスタートし、話題になっていましたね。 

朝ドラといえば、 最近高視聴率だったもので『とと姉ちゃん』が挙げられると思います。
このドラマは、早世した父に代わり、残された家族を守るために奮闘するヒロインが、
「女性の生活に寄り添う仕事がしたい」という思いから出版社を設立、
後に大人気を博する雑誌「あなたの暮し」を創刊し、雑誌を通して戦後の日本女性の道しるべとなっていく、というストーリーです。

作中で登場する「あなたの暮し」という雑誌は、実在する家庭向け総合生活雑誌の「暮しの手帖」がモデルとなっています。

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ドラマ同様、衣食住のさまざまなジャンルを扱っており、人気企画として「商品テスト」というものがありました。

これは、実際に販売されている商品を編集部員やモニターたちが使用し、あらゆる点から比較して評価する企画です。テストは徹底的に行われ、扱う商品も鉛筆や調味料といった小物から家電製品まで多岐にわたりました。

そんな商品テストのコーナーに、なんとYamatoの商品が取り上げられたことがあるのです! 

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掲載されたのは、1978年8月に発行された第55号です。かなり古いものになりますね。
テーマは、「台所用の小型バカリをテストする」です。

テストは、Yamato製のはかり2種を含む、8種のはかりで行われました。 
そしてその2種のYamatoのはかりがこちら…

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ひとつは普通型の台所用はかりで、もうひとつははかりの皿が容器の形をしており、計量するものをそのまま入れられるようになっています。
大和デラックス…なかなかのネーミングセンスですね…(某体の大きなコラムニストが浮かんだのは私だけではないはず) 
でも、約40年も前にこの名前をつけていたなんて、先見の明があったのかもしれませんね。
ちなみに、現在はどちらも生産は中止しております。

では、テスト結果を見てみましょう。

【どれだけ正確に計量できるか】 
 テストするはかりで小麦粉500gをはかり、その後別の精度の高い大型のはかりでその小麦粉の重さをもう一度はかって、その差を調べました。
小麦粉500gの他に300g、100g、さらに砂糖50g、20g、10gの計6種の重さを各5回、合計30回はかりました。 
各計量での差をグラフにしたものが下の図になります。

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小型のはかりにしてはどれもまずまずの成績ですが、中でも大和製のはかりは特に良いとの評価でした。はかりで最も大切な「正確さ」を評価してもらえることは、計量機器メーカーとして誇らしいことです。
高精度を求める技術の大和は当時も今も変わりませんね! 

 【目盛のよしあし】
正確さの次に、使い勝手の良さの面から比較テストが行われました。
家庭用のはかりですから、使い勝手の良さは重要なポイントです。
その中でも目盛の読み取りやすさは、特に大切だと言えるでしょう。

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商品テストによる評価は下記の通りでした。
大和製普通型はかりは上皿が低い位置についており、かつ前の方にせり出ているため、重いものを載せると針先や目盛線が上皿に隠れてしまいます。 
また、目盛の500という字が500gの目盛線よりも下っており、さらに50g、100gごとの目盛線の区別がはっきりしないため、目盛を読み間違えてしまう可能性があります。
これは反省しないといけませんね…おそらくこの500gのフォントはデザイン性を高めるために
この大きさと配置にしたのでしょうが、 使い勝手において目盛の読みやすさは最重要です。
それを踏まえた上でかっこよさやお洒落さを取り入れることが、良いデザインなのでしょう。 

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針と0の目盛がずれていたら正確に計ることができないため、
針が正しく0点を指すよう調節する、0点調節ツマミというものがあります。

容器付きの場合、ツマミが後ろにあり上皿との間も狭く、ツマミをまわす手が上皿につかえたり軸に触ったりし、その度に針がゆれて0点を合わせるのが難しいとのことでした。

こちらも先程の普通型と同様、 もっと実際に使用する場面を想定してデザインしなければいけませんでしたね。ユーザビリティ(使いやすさ)を意識した物作りをすることが、メーカーの使命だと思います。

これは、私の日常業務である広告デザインにも言えることで、つい見栄えのいいデザインにしようと形から入りがちなのですが、1番大切なのは伝えたい情報です。
デザインはあくまで手段なのであって、そこが目的になってしまわないよう気をつけなければいけないな、と改めて感じました。 

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テスト結果のまとめは、8種の中で正確かつ使い勝手も良いはかりはなく、
台所はかりはあまりに小さくまとめすぎて使いにくくなっている面もあり、
もう少し大きめのものがあってもいいのではないか、という意見で締めくくられていました。 

当時から時が経ち、現在は正確さや使い勝手も市場全体でかなり改善されていますが 、
こうした意見や他社様との比較はとても参考になります。 
弊社はもうすぐ100周年を迎えようとしていますが、これからもお客様と一緒に良い製品を作っていく、という思いで物作りに情熱を捧げる会社でありたいと思いました。