こんにちは。朝昼、蝉の声が強烈ですね。
先週夏休みをいただき、一人旅をしてきたNです。
行き先はイタリアだったのですが、
せっかく近くまできたので大和製衡のイタリア支社を見学させていただくことに。
海外営業部でない限り、海外支社を見る機会はめったにありません。
イタリア支社ができたときのブログ記事に
「いつかNも行ってみます」と宣言したことを実行しようという計画です。
(その時の記事はこちらから)
カントリーマネージャーのＦさんとはドイツの展示会「interpack」で
顔合わせはすんでいますが、アポをとって行くのも
夏休みっぽくないなぁ･･･という気がしたので、気が向いたら行こう、
といった具合の緩さでした。一か八かのアポなし訪問でちょっとした冒険気分。
フィレンツェから電車でパルマ駅まで移動し、タクシーに乗って住所を告げます。
街から少しはずれると、こんなにものどかな景色です。
気温もなかなかのもので、連日の暑さでパルマ川は干上がっていました。
パルマは「美食の都」として知られています。
生ハムやパルミジャーノチーズが有名です。
食品産業が盛んなので、欧州食品安全機関の本部がパルマに置かれているほど。
10分ほどタクシーに乗っていると「ここですよ」と車が停まりました。
早速降りてみたものの、はて…もし誰もいなかったらどうしよう。
周りにはあまりお店もないし、もちろんタクシーステーションなどありません。
まぁ、どうにかなるでしょう。
ドキドキしながらインターホンを押します。
…ピンポーン。
「どちらさま？」
とイタリア語で返されたので
「日本の大和からきたNですよ～」
と言うと
「ええっ！！」
とかなり驚いている様子がインターホン越しに伝わってきます。
なんだか格好いいエレベーター。
ガラスパネルは大和の展示会場の装飾イメージを彷彿とさせますね。
写真を撮っていると頭上からFさんの声がします。
「こっちだよー！」
とわざわざ出てきてくれた様子。急いで階段を上っていくと
Fさんが温かく出迎えてくれました。
オフィスを案内していただき、コーヒーまで入れていただきました。
「カプチーノ？エスプレッソ？お砂糖あり？なし？」
と細かく聞いていただき、恐縮です。
さすがイタリアのコーヒーマシーン、気のせいだけではなく、おいしいです。
せっかくなので簡単にインタビューをさせていただきました。
【イタリアの被計量物はやっぱりアレだった…!!】
Ｎ：すみません、お忙しいところ急にやってきて。
Fさん：きみはラッキーだね！2日ずれていたらフィレンツェのお客さんのところに行ってたよ。
Ｎ：わぁ、良かった！イタリアでの主力製品は何ですか？
Fさん：データウェイ™です。
N：被計量物は何ですか？
Fさん：主にパスタです。ラヴィオリやトルテッリはイタリア全土だけでなく、
世界中に輸出されています。
N：巨大マーケットですね。
Fさん：そうなのです。イタリアは食品産業が盛んということはご存知ですよね？
Ｎ：もちろんです。パルマは特に、ですよね。バリッラ社はパルマが本拠地ですよね。
(*バリッラ社のパスタは日本のスーパーにも時々並んでいるのを見かけます)
Fさん：そのとおり。トレーに入れたり、パックしたりして、
毎日大量のパスタが生産されているのです。イタリアのスーパーには行きましたか？
N：エッセルンガとかですね。(*エッセルンガという名前のイタリアの大手スーパーチェーン)
Ｆさん：そうそう。エッセルンガで大量のパック詰めされた製品が並んでいるでしょう？
N：そのパスタやチーズを私たちが買って食べる、と。
Fさん：パスタ好きですか？
N：大好きです。
Fさん：あとでランチにご招待しますよ(笑)
N：わぁ！ありがとうございます。
Fさん：今は、このパスタ同士がくっついてしまう問題を解決しようとしているところです。
N：これは難しそうですね。
Fさん：そうですね、でもきっとうまくいきます。
その他にもNが気になるイタリアの情報をたくさん教えていただき、大満足です。
あっという間にランチの時間がやってきました。
この橋はパルマのランドマークのうちのひとつだそうです。
ここを越えて中心部へ向かいます。
こちらが「くっつき問題」が発生しているパスタです。
「ラヴィオリ」「トルテッリ」「トルテッリーニ」など地方や調理法、
具材によって呼称がさまざまに変わります。
水餃子をイメージしていただくと分かりやすいのではないかと思います。
皮はモチモチしていて、中には豚肉やリコッタチーズなどが入っています。
乾燥の状態で売っているものもあるのですが、
半生の状態で売っているものが多いので、たしかにくっつきそうです。
そして、こちらは一大産業であるパルマの生ハム。
お店で買うときに絶対に「はかり」が必要です。
スーパーではあらかじめ定量に計量されてパックされたものが販売されていますが
ハム屋さんでは欲しいグラム数を伝えて、切ってもらうシステムです。
新旧両方の方式がイタリア人の生活に根付いているようです。
(店内の撮影はすべて許可を得ています)
それにしても、あまり詳しくない土地で、
無事に優しいFさんにお会いできてよかったです。
また本社にもいつでも来てくださいね！と言ってお別れしました。
【おまけ】
外観はそんなに派手な教会ではないのですが…
着工1117年、今年で900周年というパルマ大聖堂。
中に入ってみると…
こんなにも豪華絢爛。
コレッジョ作のフレスコ画が有名ですが、観光客も少なく、
落ち着いて鑑賞できるのでおすすめです。
小さな町ですが、歴史もあり、素晴らしい教会、美術館、
もちろんおいしいものもたくさんあるので
ヨーロッパへ行かれる際はパルマを訪れてみてはいかがでしょうか。
Ｎ
先週夏休みをいただき、一人旅をしてきたNです。
行き先はイタリアだったのですが、
せっかく近くまできたので大和製衡のイタリア支社を見学させていただくことに。
海外営業部でない限り、海外支社を見る機会はめったにありません。
イタリア支社ができたときのブログ記事に
「いつかNも行ってみます」と宣言したことを実行しようという計画です。
(その時の記事はこちらから)
カントリーマネージャーのＦさんとはドイツの展示会「interpack」で
顔合わせはすんでいますが、アポをとって行くのも
夏休みっぽくないなぁ･･･という気がしたので、気が向いたら行こう、
といった具合の緩さでした。一か八かのアポなし訪問でちょっとした冒険気分。
フィレンツェから電車でパルマ駅まで移動し、タクシーに乗って住所を告げます。
街から少しはずれると、こんなにものどかな景色です。
気温もなかなかのもので、連日の暑さでパルマ川は干上がっていました。
パルマは「美食の都」として知られています。
生ハムやパルミジャーノチーズが有名です。
食品産業が盛んなので、欧州食品安全機関の本部がパルマに置かれているほど。
10分ほどタクシーに乗っていると「ここですよ」と車が停まりました。
早速降りてみたものの、はて…もし誰もいなかったらどうしよう。
周りにはあまりお店もないし、もちろんタクシーステーションなどありません。
まぁ、どうにかなるでしょう。
ドキドキしながらインターホンを押します。
…ピンポーン。
「どちらさま？」
とイタリア語で返されたので
「日本の大和からきたNですよ～」
と言うと
「ええっ！！」
とかなり驚いている様子がインターホン越しに伝わってきます。
なんだか格好いいエレベーター。
ガラスパネルは大和の展示会場の装飾イメージを彷彿とさせますね。
写真を撮っていると頭上からFさんの声がします。
「こっちだよー！」
とわざわざ出てきてくれた様子。急いで階段を上っていくと
Fさんが温かく出迎えてくれました。
オフィスを案内していただき、コーヒーまで入れていただきました。
「カプチーノ？エスプレッソ？お砂糖あり？なし？」
と細かく聞いていただき、恐縮です。
さすがイタリアのコーヒーマシーン、気のせいだけではなく、おいしいです。
せっかくなので簡単にインタビューをさせていただきました。
【イタリアの被計量物はやっぱりアレだった…!!】
Ｎ：すみません、お忙しいところ急にやってきて。
Fさん：きみはラッキーだね！2日ずれていたらフィレンツェのお客さんのところに行ってたよ。
Ｎ：わぁ、良かった！イタリアでの主力製品は何ですか？
Fさん：データウェイ™です。
N：被計量物は何ですか？
Fさん：主にパスタです。ラヴィオリやトルテッリはイタリア全土だけでなく、
世界中に輸出されています。
N：巨大マーケットですね。
Fさん：そうなのです。イタリアは食品産業が盛んということはご存知ですよね？
Ｎ：もちろんです。パルマは特に、ですよね。バリッラ社はパルマが本拠地ですよね。
(*バリッラ社のパスタは日本のスーパーにも時々並んでいるのを見かけます)
Fさん：そのとおり。トレーに入れたり、パックしたりして、
毎日大量のパスタが生産されているのです。イタリアのスーパーには行きましたか？
N：エッセルンガとかですね。(*エッセルンガという名前のイタリアの大手スーパーチェーン)
Ｆさん：そうそう。エッセルンガで大量のパック詰めされた製品が並んでいるでしょう？
N：そのパスタやチーズを私たちが買って食べる、と。
Fさん：パスタ好きですか？
N：大好きです。
Fさん：あとでランチにご招待しますよ(笑)
N：わぁ！ありがとうございます。
Fさん：今は、このパスタ同士がくっついてしまう問題を解決しようとしているところです。
N：これは難しそうですね。
Fさん：そうですね、でもきっとうまくいきます。
その他にもNが気になるイタリアの情報をたくさん教えていただき、大満足です。
あっという間にランチの時間がやってきました。
この橋はパルマのランドマークのうちのひとつだそうです。
ここを越えて中心部へ向かいます。
こちらが「くっつき問題」が発生しているパスタです。
「ラヴィオリ」「トルテッリ」「トルテッリーニ」など地方や調理法、
具材によって呼称がさまざまに変わります。
水餃子をイメージしていただくと分かりやすいのではないかと思います。
皮はモチモチしていて、中には豚肉やリコッタチーズなどが入っています。
乾燥の状態で売っているものもあるのですが、
半生の状態で売っているものが多いので、たしかにくっつきそうです。
そして、こちらは一大産業であるパルマの生ハム。
お店で買うときに絶対に「はかり」が必要です。
スーパーではあらかじめ定量に計量されてパックされたものが販売されていますが
ハム屋さんでは欲しいグラム数を伝えて、切ってもらうシステムです。
新旧両方の方式がイタリア人の生活に根付いているようです。
(店内の撮影はすべて許可を得ています)
それにしても、あまり詳しくない土地で、
無事に優しいFさんにお会いできてよかったです。
また本社にもいつでも来てくださいね！と言ってお別れしました。
【おまけ】
外観はそんなに派手な教会ではないのですが…
着工1117年、今年で900周年というパルマ大聖堂。
中に入ってみると…
こんなにも豪華絢爛。
コレッジョ作のフレスコ画が有名ですが、観光客も少なく、
落ち着いて鑑賞できるのでおすすめです。
小さな町ですが、歴史もあり、素晴らしい教会、美術館、
もちろんおいしいものもたくさんあるので
ヨーロッパへ行かれる際はパルマを訪れてみてはいかがでしょうか。
Ｎ
