こんにちは。連休があっという間に終わってしまいましたね。
Nはこの連休中から一念発起、ジム通いを再開したのですが
問題はいつまで継続できるか、ということです。
とにかく今回は崖っぷちだと思って頑張ろうと思っています。
もちろん自宅での体重計測はYamato製品です(笑)

さて、先日、爽やかな初夏のお天気の中「兵庫県発明表彰」が兵庫公館で行われ、
大和製衡のM主任技師が表彰されました。

「そんな嬉しいニュースはブログに掲載したいのでぜひ取材に行かせてください!」
とお願いして、Nも兵庫公館に入れていただけることに。

兵庫公館は明治時代の面影が残る、とても素敵な建物です。
明治35年に兵庫県本庁舎として建築され、今も兵庫の迎賓館として使われています。

表彰1

迎賓館にふさわしい、素晴らしい空間です。
敷地内にはお茶室もあり、海外からの来賓にも喜ばれるおもてなしができることでしょう。

館内には兵庫県にゆかりのある画家の作品の数々が
贅沢に飾られているので、じっくり見学してみても十分満足度が
高いと思います。毎週土曜日は無料で一般公開されていて、
知事室なども含め、自由に見学してまわることができます。

そんな重厚な空間で表彰されるとなると、緊張してしまいそうですが…
M主任技師は堂々とされていて見ている私まで誇らしい気持ちになりました。

表彰3

表彰4

今回は副知事が表彰してくださいました。
ひとつひとつ発明の内容を読み上げてくださるので
「この人がコレを考えたのか~」と思って興味津々のNでした。

いよいよM主任技師の表彰の番になりました。
今回表彰されたのは「ロータリーグレーダ」です。
カタカナで表記するとどんなものなのか分かりにくいかもしれませんが
「ROTARY(回転する)」「GRADER(グレード選別機)」と書くとなんとなく
どういう製品なのか予測がつくのではないでしょうか。

こちらの製品はその名のとおり、回転しながら重量を次々に選別する機械で
主に、イワシやサンマ、サバやウナギなどの重量選別に使用されます。

回転しながら重量を選別する、と文章で読むよりも動画をご覧いただくと
より一層どういうものかお分かりいただけると思います。



この製品が評価されたポイントは
「被災地からの要望にすばやく対応した」
ということです。

上の動画を見て「ちょっと昔の動画なのかな」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの撮影は2013年頃に行われました。
2011年の東日本大震災で東北太平洋沿岸の多くの漁港が被災され、
もともと使用されていたコンベヤ式選別機が流されてしまいました。
いち早い復旧と復興を目指そう、と多くの水産関係者が
「省スペースで移動使用が可能、
かつ高能力で高精度の鮮魚選別機」

の開発を希望されていたのでした。

大和製衡では被災地の復興に少しでも貢献したい、という思いで
最優先で開発に取り組み、短期間での製品化に成功しました。
1分間にサンマなら350尾、サバなら250尾を高速で(従来製品の約3倍!)
ランク選別することができる「ロータリーグレーダ」はこうして生まれたのです。

大和製衡の経験と知識をフル活用して被災地復興に製品開発の面で
貢献できたことを評価していただいたことをM主任技師も喜んでいました。

表彰5

人生の中で表彰されることなんてそうそうありませんが、
大和製衡はこれからも皆さんの生活に直結する製品をどんどん
生み出していきたいと考えています。

記念写真

表彰式が終了したので「せっかくだから記念撮影をしましょう」
というNに「えぇー!そんなんいいよ」とおっしゃるM主任技師を
なかば無理矢理に「はい、もっと笑ってください!」と言うNに
応じてくださったM主任技師、開発チームの皆様、改めましておめでとうございます。