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Nです。9月ですね。
9月3日、駅には夏休みを終え、ちょっぴり憂鬱そうな小学生たちの姿がありました。
とはいえ、夏休みにあったできごとを久しぶりに会う同級生に報告するのは
きっと楽しいことでしょう。

私が先日参加した「インターナショナルシーフードショー」にも
たくさんの小学生が来賓として見学に来てくれました。

魚のおいしさ、水産加工物のおいしさを知ってもらうことで、
子供の魚離れの解消に繋げることが主催者側の目的のうちのひとつでもあります。

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大和製衡のブースはこちら。
展示ブースは小さいですが、水産関係者の方に響く展示ができたと思います。
上の写真はK副事業部長のトークに引き込まれる来場者の皆さん。

シーフードショーレポート1

組合せはかり「自動排出機構付卓上データウェイ™」
たらこの185gパックを作るデモンストレーションを行いました。
185gということは「絶対に185g以上入っていなければいけない」のです。
でも気前よく200gや220g入れてしまっているとバラつきが出てしまいますね。
原材料費もかかってしまいます。
かといって手作業で何度もたらこを触ってはかりに乗せたり下ろしたりしていると
たらこも傷んで品質が低下してしまいますし、そもそも手間と時間がかかります。
こちらの組合せはかりは、たらこを乗せている台のひとつひとつがはかりになっていて、
足し算で185gに一番近い組合せを瞬時に選び出しているのです。

たらこの食品サンプルがあまりにもリアルなので、Nがせっせと素手で並べたり、
ウェットティッシュで磨いたりしている様子に驚く来場者の方もいましたが、
「たらこ」でなく「はかり」が展示物なのですよ~、と仕組みを説明すると
「へえ!!おもしろいな!」とたくさんの方に興味を持っていただけました。

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誰が乗せてもかんたんにパック詰め作業ができる、
ということを実証してくれた小学生の女の子たち。
「乗せてみる?」と聞くNに「いいの?!わーい!」と
たらこを乗せる作業をみんなで手伝ってくれました。

こうして初めてこのはかりに触る女の子たちでも、
毎回185gに一番近い組み合わせが出来てくるので、
その作業の様子を見ていたお母さん方も
「スーパーに並んでる商品はこうやって量られているのね!」
と驚いてくださって、私たちもなんだか誇らしい気分になりました。

はかりの会社で長く働いているとこうやって商品が計量されていることを
当たり前のように感じてしまいますが、大和製衡に入社する前はこんなはかりが
あることを想像もできませんでしたからね。

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魚用品質状態判別機「フィッシュアナライザ™プロ」
は話題性もあり、こちらを目当てに見に来てくださった方もたくさんいました。
明石浦漁協連さんも1日目は一緒にブースに立ってPRしてくださいました。

シーフードショーレポート2

2日目はフィッシュアナライザ™プロをすでに導入していただいている
羽田市場さんがご協力にきてくださいました!
見たこともないような魚がいて驚くN。
「ナメモンガラ」…八丈島で獲れる魚で、地元の小学校では「トミメ」と呼ばれて
給食にも出るとか。フライやグリルで食べることが多いそうですよ。

見た目では珍しさはありませんが左奥に「コシナガマグロ」という魚がいます。
こちらはマグロの中でも珍しい種類で、めったに市場に出回らない魚種です。
ほかにもトビウオ、ホウボウといった普段あまり目にすることがない魚も
ブースに華を添えてくれました。

「フィッシュアナライザ™プロ」にあらかじめ登録されている魚は20魚種。
その中に「ナメモンガラ」や「ホウボウ」は入っていませんが、
登録外の魚種でも鮮度計測をしたり「検量線モード」を使って電気の抵抗値を
計測するときには大活躍でした。

ほかのブースの皆さんとも情報交換を行い、
Nはやたらとシーフードに詳しくなりましたよ!

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愛媛県の「済美高校JK」の皆さん。
漁協とコラボでウルメイワシのオリーブオイル漬けを開発したり、
たこの入ったコロッケ「たころっけ」を開発したりしているそうです。
おそろいのエプロンと制服も可愛いですね!

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沖縄の「ソデイカ」を使ったカレー「沖縄のイカしたカレー」
をPRしていたブースの方と大和製衡のO係長。
「沖縄にイカのイメージはあまりありませんでした!」
とNが驚いていると
「ソデイカというのは1メートルぐらいある大きいイカで
栄養がいっぱいあるんだよ!沖縄ではセーイカと言うね」
と教えてくださいました。刺身でも加工品でもおいしいとのこと。

なるほど。後から調べてみるとソデイカには疲労回復や
血圧・血中コレステロール低下への有効成分であるタウリンが
ほかの魚介類の2~3倍も含まれているそうです。

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同時開催されていた「ワールド寿司カップ」
の表彰式も行われていました。
ちなみに、創作寿司部門で優勝したのはマレーシア、
2位がフランス、3位がブラジルでした。
マレーシアの職人の方は江戸前寿司部門でも優勝されていたので
2冠達成です。こうして海外にも日本の食文化がどんどん根付いているのですね。

日本が誇る「魚文化」を世界中に広めていくために、大和製衡の
「フィッシュアナライザ™プロ」や組合せはかりが一役かえればいいな、と
とても感動的な表彰式の様子を見ていて思ったNでした。