日本初！小売店舗で魚の公開鮮度測定

こんにちは。長かった連休が明けて、ようやく日常に慣れてきたTです。
7月からは二週間続けて展示会があるので、
たっぷり休んだ分いつも以上にエンジンを掛けて頑張ります…！

さて今回は、4月に開催されたイベントの様子をお伝えします。
兵庫県稲美町にある、JA兵庫南にじいろふぁ～みんさんにて
フィッシュアナライザを用いて魚の鮮度を測定するイベント、
「本当の魚の美味しさ、知っていますか！？」を行いました。
にじいろふぁ～みんさん、明石浦漁業協同組合さんとの共同イベントです。





私はよく旅行先でJAの直売所に訪れます。
安くて美味しい地元の食材が豊富に揃っているので、お土産探しに最適なのです。
にじいろふぁ～みんさんは初めて訪れましたが、
レストランも併設するほどの広さで、商品の品揃えがとても豊富でした！
明石浦漁協さんの新鮮な魚もここで購入できますよ(^^)




はじめに、フィッシュアナライザ™を用いた魚の鮮度測定のデモンストレーションを行いました。
小売店舗で魚の鮮度測定が公開されるのは、日本初の試みです。
一般のお客様に興味を持っていただけるか心配でしたが、
皆さん熱心に製品紹介や魚の鮮度の解説を聞いてくださいました。

一般的に魚の鮮度が良い方が美味しいのだと思われがちですが、
実は締めてから1～2日経った魚の方が熟成状態となり旨みが増します。
締めたばかりの魚はコリコリとしており、食感重視の方には締めたての魚がおすすめです。

そこで今回は、締め方・締めたタイミングの異なる三種類の魚を用意し、
お客様にどれが好みか食べ比べていただきました。




用意したのは明石浦の天然鯛です。
明石の魚は生きたまま競りを行っており、丁寧に活け締めされています。

ひとつ目の鯛は当日の朝に活け締めしたもの。
ふたつ目の鯛は前日に同じ技法で締めたもの。
そして最後は当日の朝に氷締め(活け締めを行っていない)をしたものです。

関西方面では食感のいい魚が好まれる傾向があり、
関東方面では旨みの強い魚が好まれる傾向があるそうなのですが、
はたして結果は…！？




結果は64名中食感を好む人が28名、旨みを好む人がほぼ同数で26名、
締めていない魚が一番気に入った方も10名いました。
食感を好むか旨みを好むかは、本当に人によって違うのですね。

硬めの食感が好きという人もいれば、柔らかいほうが旨みを感じるという人もおり、
どれもそれぞれ違うが美味しくて選べないという意見もありました。

通常スーパーで売っている魚は氷締めのものが多いので、
普段食べ慣れた味で締めていないものを選んだ方もいらっしゃったのではないでしょうか。
また今回は氷締めのものもその日の朝に捕れた魚なので、
そこまで味に違いが出なかったことが考えられます。




販売されている魚の鮮度がわかると、消費者は好みに応じて魚を選んだり、
調理方法を選択したりすることができます。
鮮度表示があると安心して購入できる点もメリットですね。

にじいろふぁ～みんさんでは仕入れた魚の鮮度をフィッシュアナライザで測定し、
高い鮮度の魚には「刺身」、熟成が進み食べ頃と判定された魚には「煮魚・焼き魚」など
鮮度に応じた食べ方を提案するステッカーを売り場に置いていらっしゃいます。



これから魚の鮮度表示が一般的になっていき、より魚を美味しく食べることができるように
フィッシュアナライザが多くの場所で活躍することを楽しみにしています。

T

【テレビ放送のおしらせ】
今回のイベントの様子が明石ケーブルテレビにて放送中です。