こんにちは、Tです。
新型コロナウイルスの影響が各地で広がっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年はオリンピックもありますし、一刻も早い終息と感染された方の回復を願うばかりです。

オリンピックといえば、格闘技の競技では計量が欠かせませんよね。
体重によって階級が変わりますし、前日計量で規定の重量をオーバーすると失格になってしまいます。
この計量に使われているはかりは、昔ながらのさお式の機械式台はかりということをご存知でしょうか。

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このはかりで計量するには、手動で分銅を調整する必要があります。
分銅を吊り下げ、竿部分のおもりで竿が水平になるように微調整をして、
釣り合った位置の目盛で重さをはかります。

…このように聞くと、使い方が難しく感じますよね。
一般的にイメージする台はかりは下の写真のようなものではないでしょうか。
針式の機械式自動台はかりは、載せ台にものを載せるだけですぐに重さがわかります。

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では、なぜこの機械式自動台はかりではなく、さお式の機械式台はかりを使うのでしょうか。
電気信号による外乱の影響を考えて、デジタルのはかりを避けるのは何となく想像できますが、
アナログのはかりなら同じような気がしませんか?
実は、以前ブログでもご紹介した重力加速度が関係しているのです。

機械式自動台はかりは、重力加速度の影響を受けるため、使用地域が限られてしまいます。
さお式の機械式台はかりは、分銅と比較するという性質上、
重力加速度の影響を受けず、どこで計量しても問題ありません。

厳正な体重測定に使用されるのには、きちんとした理由があるのですね。
昔からあるはかりですが、高い堅牢性と正確に計量できることから、今も多くの場所で使用されています。


華やかなスポーツの世界ですが、このような裏側を知ると
より楽しんで観戦することができるので、ぜひ注目してみてくださいね!

T