こんにちは。急に暑くなってきましたね。
「冷やし中華はじめました」の告知に心躍るNです。

冷やし中華の季節でもありますが、自然界ではツバメが巣を作り、
子育てをするシーズンです。
大和製衡にもツバメがやってきてくれました!

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こちらの写真は社内でも写真の腕前が素晴らしいと評判の
一般機器製造課のM・T氏からご提供いただきました。
餌をじっと待つヒナたちの表情や毛並みまでキレイに写っています。
小さくて可愛いですね!
ちなみに、日本で見かける親ツバメ1羽の平均的な重さは18gです。

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ツバメは古くは古代エジプト時代、中世ヨーロッパ、アジア全域で
幸運の象徴として世界中で愛される存在です。
日本ではツバメが軒下に巣を作る店/家は下記のような
幸運が舞い込むと言われています。

①病人が出ない(コロナ禍の中、嬉しい!!これは裏づけがあって、
増えすぎると人間に病気を持ち込むハエや蚊の幼虫ボウフラを
ツバメが捕まえて食べてくれるからだといわれています)

②火事にならない(これは有名ですね。逆に巣を壊したりすると火事が
起こるという言い伝えもあります)

③商売繁盛(これはヒナに餌をあげるためにツバメが頻繁に出入りすることから
きているそうです。それから、外敵から巣を守るため、
ツバメは人の出入りが多いところをわざわざ選ぶ性質があるため、活気がある印!)

④縁結び(ツバメは縁結びの神様の遣いという言い伝えがあります。
これは恋愛に限らず、仕事の面や人間関係の面でも縁をつないでくれるそうですよ)

いいことばかりですね!!
実は、先日Nは目撃したのです。巣から落ちて弱っている?と思われる
1羽のツバメを手袋をした手でみんなで協力して巣に戻してあげる人たちを…。

大和製衡には動物を愛するやさしい心の社員がたくさんいるので
ツバメの子育ても安心間違いなしです。
そして恩返し的なことが起こるかもしれませんね。
(そういうヨコシマな考えを持つNはダメだと自分でも思います。笑)
ところでヨコシマって邪、って書くのですよ。
邪悪の邪、です。

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こちらの画像は大英博物館蔵の「死者の書」に描かれた「はかり」です。
この時代にすでにツバメがラッキーな存在として認識されていたことと、
(古代エジプト文字のヒエログラフにはツバメを表したものもあります)
「はかり」の歴史の古さと昔の人の知恵や工夫には驚かされますね。

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先日寄贈いただいたことをご紹介した「竿ばかり」
エジプト時代から使われる天秤の原理を利用したものです。
製造時期も昭和22年と大和製衡が戦後の混乱期にスタートして間もない時期で、
箱まで残っているなんてとても貴重です。
思わぬお申し出に展示ルームを担当しているNやTも大喜びしました。

【さて…どうやって飾るか知恵や工夫を出し合って考えました!!】

せっかく素晴らしい製品を飾るのだから、平置きではもったいない…と
ディスプレイ方法を考えました。
古代エジプト人に負けないほどクリエイティブに…。

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これを活用して…飾ってみます。

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こうすると実際に使っているかたちに近い状態で
展示をすることができます。
分銅部分には検定証印の刻印も見ることができるので
ぜひじっくり見てみてください。

そして、この素敵なディスプレイ台はTとNが
会社の近所のホームセンターで発掘したものです。
むしろ、これのために作られたのでは…と思うほど高さも大きさもピッタリ。
(実は、これ…横に倒して使うシューズラックなのですが、
アイディア賞ものだと自分たちで大絶賛しているので、
展示ルームをご覧になる際はこの台にも注目してみてくださいね!!)

こんな風にまた貴重な製品や、ラッキーな発見やひらめきを
大和製衡にこれからもツバメが運んできてくれますように!!
そして、何よりもコロナ禍の収束を心底願っています。
(ツバメに頼りきっている訳ではありませんが、縁起物が好きなNです)