こんにちは。
ステイホーム週間の影響で、休日におうちで映画鑑賞することが習慣づいたTです。
先日はクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」を観ました。
簡単にあらすじを紹介すると、舞台は世界的な食糧不足で地球の寿命が尽きかけている近未来で、
主人公は人類存続のため居住可能な新たな惑星を探しにいく…というストーリーです。

SF的な要素が多いものの、家族愛も大きなテーマとして描かれており
感動できる良作なので未見の方はぜひご覧になってみてください。

この映画は宇宙空間を旅していくのですが、重力が物語の重要な要素として登場します。
強い重力は時間の流れを遅くさせ、ある惑星での1時間は地球での7年に相当する、というように。

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地球にいたらあまり意識することのない重力ですが、実は重さにも大きな影響を及ぼしています。
以前ブログ「重力加速度」の影響で場所によって重さが変わるということを
説明していましたが、この「重さ」とは一体何でしょう?

「重さ」を表現する際に「質量」「重量」という言葉をよく耳にすると思いますが、
この二つの単語の意味は異なります。

「質量」とは、どんな環境にあっても変化しない、物体そのものの量のことです。
私たちがはかりに物をのせて測定し、日常的に重さとして扱っているのはこの質量のことを指します。
質量の単位はg(グラム)kg(キログラム)です。

一方「重量」とは、周りの環境によって、物体にはたらく重力の大きさのことです。
どれほどの引力で物体が引っ張られるかを表すもので、環境によって変化します。
先ほどの重力加速度の話で出てきた重さとは、この重量のことを指します。
重量の単位はN(ニュートン)です。

重量は重力そのもののことなので、どんなに質量が大きくても、重力が0だと重量は0になります。
体重60kgの人が月面にいくと、月の重力は地球の約1/6なので
質量は60kgのままですが重量は約1/6(約100N)になり、
軌道上の国際宇宙ステーションの中では、ほぼ重さはなくなります。

風洞天秤_小

ちなみに、大和製衡の風洞天秤が納入されているJAXA(宇宙航空研究開発機構)では、質量や重力について宇宙から解説している動画を公開されています。
実際の宇宙空間での映像はとても面白く、勉強になる動画が多数公開されているので、こちらもぜひご覧ください。
YouTube JAXA Channel

地球に住む私たちにとって、日常生活で質量と重量の違いを意識する場面はあまりありませんが、
計量器で表示される重さは「質量」のことですので、意識して使い分けてみてくださいね!

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