暑さが苦手なNです。先日、東京出張へ行った帰りに
「自分へのご褒美」としてどうしても行きたかった
老舗洋食店へ行ってきました。
「自分へのご褒美」はモチベーションを上げるためにも大事ですよね。

明治38年創業の上野の「ぽん多本家」さんです。
以前から食いしん坊な友達から「美味しいから絶対に行って」と
推薦してもらっていたので、ようやく念願が叶って嬉しい気持ちです。

宮内省(現在の宮内庁)で西洋料理ご担当を務められていた
島田信治郎氏が「ご飯に合う洋食を」というコンセプトで始められたそうです。
こちらのお店、現在でも”日本一格好いい男”と言われる白洲次郎氏
ご贔屓にしていたというのもN的ツボポイントです。
当時の旦那衆はまとまったお金をポンと置いていき
「これでしばらく食べさせて。また足りなくなったら教えて。」
という食べ方だったとか…。
何それ、カッコいい!と震えます。

白洲次郎氏といえば、実は大和製衡の川西家ともご縁があり、
今でも社内で度々その名前が出る存在なのです。
そんな白洲次郎氏も来ていたお店、ということで敷居が高めなのでは?
と思いながらお店へ入りました。

290830138_7598739200201468_171456784300672667_n

中が一切見えない重厚感に期待が高まります!
店内は落ち着いた雰囲気で、心地よい緊張感が漂っていました。

白洲次郎氏も毎回オーダーされたという「カツレツ」も迷いましたが、
どうしても食べたかったのが、よりご褒美感の強い「タンシチュー」です。
なんと、ソースが出来上がるまで3週間を要するとのこと。

292065556_7610760892332632_2551954180148955080_n

お箸でほぐれる柔らかな美味しさとボリューム感に圧倒されます。
大満足でお会計を済ませようとカウンターを覗いた瞬間です。
ハッ!!コレはまさか…

290773311_7598738850201503_3981296281407001970_n

大和製衡のキッチンスケール™です!
昭和40年代~50年代頃に生産されたものではないでしょうか。
名店の中で現役で働いているキッチンスケール™に出会えました。
(写真を撮影する時にこちら側に向けていただきました★)

290242933_7598739020201486_5778400731036772028_n

古い製品であるにも関わらず、大切に使われてきていることが
伝わるコンディションの良さに感動しました。

291043275_7610963872312334_8468177149637628490_n

キッチンスケール™は昭和33年に製造を開始し、
時代を超えても変わらないキッチンでの存在感と機能性は、
第3回神戸市工業デザイン展(昭和34年)、グッドデザイン賞受賞(昭和37年)
と当時から高い評価を受けていました。

当時の皇太子・美智子妃殿下のご成婚のお祝い(昭和34年)にも
献上された大和の歴史の中で欠かすことのできない存在です。
(ちなみにキッチンスケールは大和製衡の登録商標です)

290920072_7610984135643641_6225809293593978623_n

丁寧に、時間をかけて本当に美味しいものをご提供される
「ぽん多本家」さんの空間に大和製衡のキッチンスケール™があることを
誇らしく思えたランチタイムでした。

290202897_7598739506868104_8996336324619581177_n

★観覧券の抽選に当たり、双子のパンダも見ることができたので、
上野が大好きになりました★
次回は他のメニューも食べてみたいと思っています。
皆さまもぜひ行ってみてください!