こんにちは、最近頻繁に図書館に通っているTです。
少し前に引っ越してから、通える距離に図書館があるため行ってみると、
比較的新しくできたこともあり、とても綺麗でカフェコーナーもあり驚きました。

図書館に訪れるのは学生時代ぶりですが、
当時は調べ物や勉強をするために行く所というイメージが強かったのです。

なんとなく難しい本が多いのだと思いこんでいましたが、
読んでみたかった最新の雑誌もありますし、
個人的に興味のあるデザイン系の書籍も多数ありました。
また国内外のガイドブックもあり、役に立つ本が多くとても便利です。

天気も気にせず一日過ごせる場所なので、
普段あまり図書館に行かない人は、ぜひ一度訪れてみてほしいです。

library

さて、そんな最近本に興味のあるTから書籍を一冊ご紹介させていただきます。

文芸社から発売されている、
「羊は大空を翔ける 川西清兵衛を巡って(原田昌紀/碇紀夫)」です。

副題にあるように、大和製衡の前身である川西機械製作所の創業者、
川西清兵衛氏にスポットを当て、その誕生から実業家として活躍するまでの歩みと
設立した数々の企業について深く掘り下げられています。

DSC_4029

著書の原田氏、碇氏は川西機械製作所の飛行機部から
航空機製造技術を引き継いだ新明和工業のご出身で、
創業100周年を迎えるにあたり本書を執筆されました。

国内最大の毛織物メーカーである日本毛織株式会社を立ち上げ、
「毛織王」と呼ばれた清兵衛氏は、次々と事業を立ち上げ
航空機を製作するまでに発展します。

清兵衛氏の事業活動の中でウール航空機は重要なポイントなので、
「羊は大空を翔ける」というタイトルには
その要素が込められているように感じました。

本書の刊行にあたり旧川西系列会社を各社取材され、現況について紹介されています。
その一部として、大和製衡も取り上げていただきました。

川西清兵衛

個人的には、業務で大和製衡の歴史を辿るなかで清兵衛氏の功績について
ある程度知識はあったのですが、本書ではその人間性や生い立ちについても
紹介されており、初めて知る内容も多く興味深く読むことができました。
人柄や周りの環境を知ることで、ただ歴史として知っていた事柄の
理由や背景がわかり、より理解することができた気がします。

清兵衛氏がモットーとして掲げていた「一以貫之(一を以て之を貫く)」
という言葉は、創業からはかりメーカーとして100年以上歩んできた大和製衡に
つながっていると思いますし、私たちが日々を過ごすなかでの教訓としても覚えておきたいです。

本書はただの社史ではなく、時代背景とあわせて
日本から世界へと広がった技術開発の歴史を知ることができるので、
関連企業だけでなく幅広い人に手に取っていただきたい一冊です。

特に航空機関連は「春風号日本一周機」「紫電改」など、
歴史的に有名な飛行機の開発背景も紹介されており、読み応えのある内容となっています。
全国の書店やオンラインで取り扱い中なので、ご興味のある方はぜひご覧ください。



T